一般質問・分限免職制度の活用を。


上野伸五
 ぜひ、よろしくお願いいたします。
 研修や勉強会を行っていただくなど、
 意欲と目的意識を高く持って取り組んでおられる職員さんおられる一方で、
 それとは反対の職員さんもいるように見受けられるんです。
 同じ仕事をしていく上でモチベーションを維持していくことが、
 難しいのではないかと感じることもあります。


 意欲や目的意識などが低い職員さんがいること自体、
 認めたくないことではありますが、そのような状況であっても、
 職員としての身分が保障されているという危機感の欠如も
 要因の1つではないかと思っております。
 そのような職員さんについては、分限免職制度の活用なども含めた、
 何らかの対策を講じてほしいと思いますが、いかがですか。


総務部長
 職員個々の資質向上につきましては、
 各種の研修や職場内でのOJT等をとおして、
 すべての職員が目的意識と業務遂行能力を身につけることができるよう、
 取り組んでおります。
 そのような中、個人差が生じてくるのも事実でございますが、
 事務処理能力の向上だけでなく、
 仕事に取り組む姿勢や意識を高めていくための育成が、
 これからは特に必要であり、
 今後も継続して人材育成に取り組んでまいりたいというふうに考えております。


 また、地方公務員法の改正に伴いまして、
 人事評価を任用、給与、分限、
 その他の人事管理の基礎とすることが規定をされました。
 これに伴いまして、これまでは人材育成を主たる目的として、
 運用してまいりました人事評価でありますが、
 今後は、成績の結果によって、
 給与や身分に影響する可能性についても
 当該、地方公務員法の改正の中で触れられております。


 現時点で具体的な制度設計ができているわけではございませんが、
 モチベーションを高めるとともに、
 危機感を持って業務に取り組む仕組みづくり、
 これを検討してまいりたいと思います。


上野伸五
 そちらのほうもよろしくお願いいたします。
 組織は、ひと・もの・かねと言われますが、
 物や金を扱うのは、結局、人になります。
 飯塚市にとっても、人材育成はいま本気で取り組んでおかなければならない
 最重要課題の1つだと思っています。


 何事も初めが肝心だと言われますが、特に若手職員さんの育成については、
 入庁後3年くらいまでが非常に重要ではないかと思います。
 その間にしっかりとした職場内研修行っていただいて、
 外部研修もさることながら、
 先ほど申し上げた先輩職員が自ら研修スキルを身につけ、
 独自の研修も実施すべきではないでしょうか。
 

 組織はやっぱり人なんです。
 飯塚市の職員さんの状況を理解されているのは、
 皆さん方自身だと思いますので、
 先進自治体の研修方法などを十分に研究していただいて、
 職員一人一人の特性や傾向を存分に生かしながら、
 本市にあった研修を確立して、
 将来の飯塚市を担える人材を力強く育成していただきますように
 お願いを申し上げます。