指定管理者の不適切な会計処理や管理運営について。


 管理料・約1億9千万円で市内17の施設を運営している指定管理者について
 下記の様な問題、課題についての質疑を行いました。


安全管理面については、
 当該施設に設置されているAEDの点検を怠り、
 使用期限切れや耐用年数を超えているものが多数散見されていること。
 備品の改修等がなおざりにされていること。


予算の執行については、
 団体事務局長の私用車を公用車扱いとし、
 当該車両の借上げ料を複数年に亘って支払い続けていたことや
 不適切な経理処理による市への不正請求の可能性について。


団体のあり方については、
 多額の委託料や多数の施設を管理運営するには、
 現況の任意団体ではなく
 NPOや一般社団法人など、より信頼性の高い法人格の取得が必要であること。
等々の指摘や質疑を経て、最後に。


(上野伸五)
 今の段階でもこれだけ不適切な会計処理や運営状態が明らかになっているが、
 更に問題なのは監査公表から半年も経過してるにもかかわらず、
 市が把握していない事項が余りにも多過ぎるという事だ。
 これは当該団体の事務局が非協力的であると言わざるを得ない状況だと思う。
 現状の当該団体事務局人事が、
 極端に言えば一掃されない限り
 指定管理を継続すべきではないという意見が出ても仕方がないと思うが、
 どのような認識なのか。


(副市長)
 先ほど担当課長がご説明しておりますように、
 指定管理につきましては調査しておりますので、
 その結果を待って検討してまいりたいと考えております。
 ただ、今質問者が言われますように、
 法人格も持たないし、不明瞭な点がたくさんありますので、
 そこのところは当該団体と協議しながら是正してまいりたいと考えてますので、
 よろしくお願いします。


(上野伸五)
 もしもあなた方が、市のOBが事務局長だから指導できないとすると、
 今後、市役所を退職されていく方々の再就職に関しても、
 いろいろなルールづくりが必要になってくるのではないかと私は考えています。
 今後の経過を注視させていただき、
 その結果についてまたお伺いする機会もあろうかと思いますので、
 よろしくお願いをしておきます、
 また、このままでは当該団体自体に不信感を持たれかねません。
 今後は、事務事業が適正に行われ、
 本市の振興に貢献していただけるように切に望みます。