委員会質疑・まちづくり協議会の課題について。


上野伸五
 各協議会の活動状況、ありがとうございました。
 それぞれの地域で独自の活動をされておられて、
 協働の町づくりに尽力いただいていることは
 非常によろしいことだと思います。が、
 各地域には、それぞれの特性とか地域性があって、
 まちづくり協議会の活動だけでは解決できない大きな課題、
 つまり、まさに行政との協働でなければ
 解決できない課題もあると思っております。


 私は頴田に住んでおりますので、
 12地区の中で例として頴田のことをお聞きしたいと思うんですが、
 まちづくりを進めていく中で、
 頴田地区においてどのような課題があると行政は認識しておられるのか、
 また、協議会の中でまたは地域の中から
 どのような課題が上がってきているのか、教えていただけますか。


まちづくり推進課長
 頴田地区におきましては、
 昨年度まちづくり協議会が主体となり自治会のブロック別に、
 まちづくりの説明会をさせていただきました。
 その中で出されました、さまざまな課題の中で
 やはり多かったのが、高齢化して地域の担い手が減ってきている。
 買い物ができるスーパーがない。
 現在のコミュニティバスや予約乗合タクシーでは、
 地域のニーズにいま一つ答えきれていない部分がある。
 買い物対策や通院対策を考えて欲しいなど、
 さまざまな意見が出されているところでございます。


上野伸五
 長いこと、同じような課題を抱えておるんですが、
 スーパーの出店にしても、病院にしても、民間のことなので、
 どうしても行政と地域の方々だけでは、
 とても解決できるような問題じゃないと思うんです。
 そこで、そのまちづくり協議会が地域の皆さんのニーズを把握しながら、
 他に委託するのではなくて、
 自主的にワゴン車などを走らせることが出来れば、
 課題解決の一助に大きく寄与するのではないかと思いますが、
 担当課としてはどうお考えですか。


まちづくり推進課長
 委員言われますとおり、将来のまちづくりのビジョンといたしまして、
 コミュニティバスや予約乗合タクシー等を、
 自主的に運行する方策について、各地区でも検討はなされております。
 また現在、鯰田地区においては、試行的でございますが、
 ワゴン車を走らせている現状がございます。
 当然のことながら当課といたしましては、
 まずは頴田まちづくり協議会と
 実現するために協議を進めていきたいと考えるところでございまして、
 市役所内部での調整も行っていく必要があろうかと考えております。