違反看板に関する質疑。


昨日、1月14日・市民文教委員会で行った違反看板に対する質疑(要約)です。


上野伸五
 おはようございます。先ほど委員会の皆さんと関係部署の行政の皆さんとで、
 現地調査に赴いたわけですが、
 その際に現地近くの公道で多くの違反看板が掲げられておりました。


 このことについては、
 いみじくもこの請願を審査している当委員会の委員長が
 12月の一般質問で指摘をされて撤去されていたはずでしたが、
 これまでの経緯について
 行政が把握されている内容を、もう一度お聞きしたいと思います。


 なぜ、今このことを改めてお聞きするかという理由についてですが、
 市民の皆さんが自分たちの思いや願いを成就させるためには、
 法令を乗り越えてでも大きく世間にアピールすることが必要であるだとか、
 効果的であるだとか、有利になるというような誤解をされているのであれば、
 明確に払拭をしておくべきであると、私は考えております。
 また、子どもたちの社会教育上、
 決してよろしいことではないとも思いますので、
 ぜひ経緯や対応などについてご説明をお願いいたします。


都市計画課長
 街路樹等に設置されております看板は違法広告物に該当いたしますことから、
 10月上旬と中旬に苦情の電話があっておりまして、
 それぞれ都市計画課にて撤去を行っております。
 その後の苦情につきましては、
 設置者が分かったため、設置者と協議を行い、撤去するよう指導いたしました。


 また、12月中旬には国、県、九電、NTTと合同で、
 この二瀬地区も含め、市内全域の違法広告物を撤去しております。
 その後、年明けにも違法広告物に対しての苦情の電話がありましたことから、
 現地を確認し、街路樹等の禁止物件に設置してある違法広告物については、
 設置者に撤去するよう指導をしているところでございます。


上野伸五
 苦情の電話もあっているということですね。
 看板には、環境の保全をうたってあるものもありまして、
 共感できる部分もあるんですけれども、この周辺には大学もあり、
 学園都市にふさわしい景観を形成することも
 二瀬地区の環境保全に合わせて必要だと思いますが、
 どのような認識をお持ちでしょうか。


都市計画課長
 質問委員おっしゃるとおり都市計画マスタープランには、
 二瀬地区につきましては、まちづくり方針として、
 文教地区にふさわしい落ち着きのある景観を守ることが重要であり、
 景観を阻害する電柱や樹木へ掲示されている
 違法屋外広告物の規制を強化する地域となっております。


 市としましては、飯塚市全域で
 違法広告物がなくなるよう努めていかなければなりませんが、
 特に二瀬地区につきましては、先ほども述べましたように文教地区として、
 都市計画マスタープランの方針に沿って
 規制を強化していかなければならないと考えております。


上野伸五
 現地調査が終わったあと、
 委員会の皆さんとも少しお話をさせていただいたんですが、
 あのような違反の看板に対して、
 好感や好意を持たれた委員はお一人もいらっしゃいませんでしたので、
 このようなことも設置者の方にはお伝えをしていただきたいし、


 その協議がもう一度行われれば、あのような違反の看板については、
 速やかに自主的に撤去されるものであろうと、
 私は信じておりますけれども、
 もしも、このまま放置されるようなことがあれば、
 今までの経緯から考えて、大変残念ではありますが、
 県の条例にのっとった罰則の適用もせざるを得ないのではないか
 と考えておりますので、このことについても、
 しっかりと伝えていただきますようにお願いを申し上げまして、
 この質問は終わります。