一般質問・家庭教育への支援。


家庭教育の支援についてですが、
 奨学金の給付に関しては、
 この後、同僚議員から質疑が行われるようですので、
 その部分は割愛させていただいて、1点のみお伺いいたします。


 今般、試行を始められた放課後の学習指導など、
 新しい体系システムの全市的な構築が
 厳しい家庭環境にある子どもたちへの学習面を含めた
 生活全般への大きな支援につながるものと考えておりますので、
 ぜひとも積極的に進めていただきますようにお願いをいたしたいのですが、
 教育長のお考えはいかがでしょうか。


教育長
 これまで全ては子どもたちとその未来のためにということをスローガンに、
 小中一貫教育やさまざまな教育プログラムに取り組んでまいりました。
 その中で、生徒指導上の諸問題の減少や
 学力の向上という一定の成果を見ることかできましたし、
 このことは市民の皆さんにも教育、特に学校教育への
 信頼を回復させることができたのではないかというように評価をしています。


 今ご質問いただきました家庭学習支援につきましては、
 本年度から新たに本物志向と未来志向ということをスローガンに、
 学校ともどもに取り組んでいるんですが、
 特にその中で本物志向という部分で、
 全ての子どもたちの学力と進路の保障を目指すという
 教育の原点に立ち返りますと
 教育の力で子どもたちの貧困の連鎖を断ち切ろうとする動きを
 今こそしなければならないと考えているところでございます。


 本年度実施いたしました
 食に関する調査や不登校に関する調査、学力調査でも、
 家庭環境の格差が
 そのまま子どもたちの実態の格差につながっていることが
 本市でも顕著でございましたので、
 今後、家庭的に厳しい子どもたちも巻き込んだ補充学習の在り方や
 家庭学習への支援について、
 現在モデル実施も行っているところでございますので、
 現場の過重負担にならない有効な方策として、
 整理しながら施策を実施していきたいと思ってるということでございます。


上野伸五
 今後も家庭教育への積極的なご支援を期待申し上げまして、
 私の質問を終わります。