結果を受けての考察や提案について。


上野伸五
 その調査結果を受けた総合的考察や提案についてお尋ねをいたします。


教育部長
 本調査の分析につきましては、
 学力・生活の実態調査結果を受けまして、
 学力と生活の相関を見ながら、
 因子分析による総合的分析を行っております。
 それらを受けた総合的考察と提案についてご説明を申し上げます。


 総合的考察につきましては、
 主なものを挙げさせていただきますが、
 まず、学力の実態については、
 学力向上の取組が一定の成果を上げているが、
 地区と地区外との差や、地区内の学力の二極化も見られる。


 二点目といたしましては、
 家庭生活や家庭学習の環境づくりについては、
 睡眠時間、朝食など基本的生活習慣や家庭学習習慣の定着、
 テレビ・ゲーム・携帯電話等の時間などの観点と学力に相関が見られる。
 

 三点目は、学校については、
 授業の理解度、学校の楽しさ、規範意識などの観点と
 学力に相関関係が見られる。

 
 四点目は、人権やいじめについては、
 学校でのいじめや差別が減少しているが、
 継続した取り組みが求められるなどでございます。


 最後に、本調査推進委員会からの提案といたしまして、
 三点挙げられておりますが、
 一点目、学校における創意工夫した組織的な学力向上の継続について。
 二点目、家庭、地域、関係団体等と連携した学力向上の推進について。
 三点目、自己教育力の育成を学力向上の基本方向とした取組について。
 以上、三点について報告がなされております。