地域格差の是正について。
上野伸五
総合的考察の中に出てきた、
地域格差についてはどのように考えておられますか。
教育部長
本調査結果の総合的考察を踏まえますと、
地区の児童生徒と地区外の児童生徒を比較しますと、
まず、学力については、
全体として地区の児童生徒は
地区外の児童生徒よりも学力が低い傾向があると考えられます。
さらに、地区の児童生徒を見ても
中間層がなく学力が低い児童生徒と高い児童生徒の二極化傾向が見られます。
次に、家庭生活や家庭学習については、
基本的生活習慣や家庭学習習慣の定着、
テレビ・ゲーム・携帯電話等の時間と学力に
調査全体の傾向と同様に相関が見られます。
そこで、学校におきまして、
これまでの学力向上で行ってきた取り組みを継続するとともに、
学力が低い児童生徒へのきめ細かな取り組みや支援をさらに進め、
家庭や地域等と連携し、
基本的生活習慣・家庭学習習慣の充実を図って参りたいと考えております。