学歴と就労の関係について。


上野伸五
 実態調査の結果において、
 基本となる生活基盤の確立に関しては
 学歴と就労が密接な関係にあると思います。
 その関連について、もう少し詳しく説明していただけますか。


企画調整部長
 学歴と就労の関係でございます。
 まず在学中を除きます15歳以上の方に
 普段、何か収入になる仕事をしているかという、
 就労の有無について尋ねています。
 

 「仕事を主にしている」と回答された方を学歴別の順に、
 高い順からみますと、「高等専門学校及び短期大学」が一番多く、
 続きまして「大学または大学院」、その次が「高等学校または旧制中学校」、
 続きまして最後に、「小学校・中学校」の順になっておりまして、
 年代による傾向もございますけども、
 学歴をつけることが就業率を高め、
 就労の機会を広げる可能性があると分析されております。


 また、正規職員・従業員、パート、アルバイト、
 派遣社員の雇用形態について尋ねていますが、
 「正規の職員・従業員」に就く割合は、学歴別にみますと、
 先ほどの就労の有無についての設問においての回答と同様に、
 学歴の高い順にその割合が高くなっております。
 

 結果的に、学歴が高いほど就業等に有利に働いている結果が出ております。