民間評価制度の導入を。


上野伸五
 昇進時の透明性や公平性をより明らかにするため、
 現在の人事評価制度に
 外部、民間の専門家評価も取り入れられてはいかがでしょうか。


人事課長
 いま議員ご指摘の人事制度評価の活用につきましてでございます。
 昇任に関する人事評価制度の活用は
 能力評価、これと業績評価、並びにこれら2つを合わせました
 総合評価の結果を昇任の一つの参考としていたしておるところでございます。


 業績評価につきましては、
 上司との面談によりまして
 年度当初に設定いたしました目標に対する達成の度合い、
 これを評価尺度に基づき評価をするものでございます。
 


 また、能力評価はこのコンピテンシー評価基準に基づきまして、
 被評価者、職員の能力がレベル的に
 1から5までの評価レベルとしておりますけれども、
 このレベルのどの位置にあるかというのを判断するものでございまして、
 1年を通じた評価者、上司ということになりますが、
 被評価者、部下とのコミュニケーションを基本とした
 日常での業務遂行状況の把握が必要なものとなっております。


 

 このようなことから、
 ご指摘の外部の専門家による評価につきましては、
 先ほど申し上げました業績評価においては
 客観性や公平性に関し有効であり、
 検討可能ではないかと考えるところではございますが、


 

 先ほど申し上げましたもう一方の能力評価に関しましては、
 日常業務においてその職員に必要とされる能力を
 十分に把握することが必要であることから、
 困難性があるんではないかというふうに考えております。
 


 このようなことから外部評価の導入に関しましては、
 昇任に関する公平性、納得性の確保、
 また人事評価制度全体の運用の面からも
 他市の状況等も踏まえながら研究してまいりたいと考えているところでございます。