12月一質・地元とは5年間未交渉


うえの伸五
 他地域のこともよく存じております。
 他地域におかれては、それが住民として
 当然のことだったという御認識だったということもわかります。
 ただ、旧頴田町においては
 町が全部を負担するということが、頴田地区住民の常識だったわけです。
 そのことは御理解をいただいておきたいとお願いをいたします。


 平成19年に地元への移譲を基本に、あなた方は方向性を出されたわけですが、
 当面の措置ということですが、
 もう既に5年以上も経過しておいて、1つも譲渡できていない。
 あなた方の言われる当面とは、どの程度の期間のこととされてあるんですか。


総務部長
 地区におきまして法人化ですね、
 建物を移譲するわけですので、法人化がされたと、
 されるというまでの期間というふうに認識をいたしております。


うえの伸五
 その法人というのを詳しく、
 なぜ譲渡することができなかったのか、御説明いただきたい。


総務部長
 地域のおける地縁団体の設立、
 これがまだ進んでいないということも原因の一つでございます。


うえの伸五
 地縁団体設立の話は、どこまで地元と進んでおられるんでしょうか。


市民活動推進課長
 移譲に関しまして今現在、
 建物の老朽化等の経年数を含めました支援等の検討を
 関係各課で行っております。
 その中で地縁団体の組織の地元説明についても
 同時に検討しているところでございます。


うえの伸五
 5年たって、地縁団体の設立について
 住民とどのような話し合いが行われたんでしょうか。


市民活動推進課長
 地縁団体ということにつきましては
 不動産の財産を保有、あるいは保有予定をすることが前提になっておりますので、
 現在では、地元の方たちにはまだその話をしていない状況でございます。