予特・株式会社まちづくり飯塚


上野伸五
 中心市街地活性化事業費についてお伺いします。
 大丸跡地については、1階部分を市が取得するようになっております。
 今回予算計上の1億4千なにがしかの金額は取得費でしょうか。


中心市街地活性化推進課長
 今回の予算につきましては、
 既存の建物の取り壊し費用及び調査設計計画費に対する補助でございます。
 この補助つきましては、
 国土交通省の暮らしにぎわい再生事業を活用するものでございまして、
 対象経費184,833,000円に対しまして
 補助率が5分の4となっておりまして
 そのうち2分の1を国が市に補助するというような形になってまいります。


上野伸五
 この大丸跡地の取り壊し等については
 以前から随分議会の中でも物議をしております。
 ここに補助金として出すのはおかしいのではないかと思うんですが、
 見解をお聞かせください。


中心市街地活性化推進課長
 今回活用さしていただきます国交省の暮らし賑わい再生事業につきましては、
 中心市街地活性化基本計画の認定区域内での
 空きビル再生や多目的広場等の整備をする場合に
 民間事業者が実施する対象事業費に対しまして
 市が補助する額の2分の1以内を国が市に補助するというものでございます。
 

 このように民間投資を促進するための補助事業でございまして、
 今回のダイマル跡地整備事業は
 中心市街地に賑わいをもたらす事業の位置付けをしており、
 適切なものというふうに考えております。


 また、事業実施者の株式会社まちづくり飯塚につきましては、
 中心市街地活性化を目的といたしまして昨年11月に立ち上げられており、
 補助金以外の事業費は銀行からの融資で賄います。
 このダイマル跡地の賃貸住宅事業により出た益金につきましては、
 まちなかの活性化事業、
 空き店舗対策事業等のいろんな事業に投資することになっておりまして、
 みずからリスクを背負った中でまちづくりに取り組まれておりますので、
 市としましては最大限の支援をしていきたいというふうに考えております。


上野伸五
 このまちづくり会社、まちづくり飯塚というのは
 株式会社ではありながら利益を追求せずに、
 まちづくりのために
 利益を吐き出してくれるというような素晴らしい会社なんですね。
 もっと早く、そのような説明をしていただければ、
 私も誤解せずに済んだのになと思っております。
 では建設工事等で総事業費6億4000万円以上が見込まれていますが、
 入札についてはどのように行われるのか、教えてください。


中心市街地活性化推進課長
 市が事業主体ということではございませんので、
 株式会社まちづくり飯塚が入札を行うということになってまいります。
 市といたしましては事業計画等の提出を求めまして審査し
 補助金を交付するという形になってまいります。


上野伸五
 このまちづくり会社にはたくさんの有志の方が賛同されて、
 協力もされていると思います。
 その中には壊す、建てるも含めて
 いろんな関連する会社もご協力されていると思いますので、
 恐らくこの6億何某という金額よりも
 随分下回った金額で済むことだと、ご期待をしております。