予特・自治公民館運営補助金


上野伸五
 自治公民館運営費補助金についてお伺いをいたします。
 目的と補助金額の算定基礎を教えてください。


中央公民館長
 自治公民館運営補助金自治公民館における
 社会教育の推進と自主的な地域活動の推進に資するため、
 市内276自治会と3つの支館に交付しております。
 補助金の算定基礎は1自治公民館にあたり均等割りが3万円、
 支館が21,500円で
 これに一世帯当たり60円を加算した額が補助金額となっております。


上野伸五
 その算定根拠からすると、
 1つの自治会に交付される補助金は100世帯あれば3万6千円となります。
 自治公民館が古いところもかなりあります。
 維持管理や水道光熱費を含める経費、
 また公民館活動や自治会活動の補助、支援する意味でも、
 増額すべきではないかなと思いますが、どのようなお考えでしょうか。


中央公民館長
 補助金の使途といたしましては、
 自治公民館での研修会、敬老会などの催し、
 子ども会活動事業等の経費の一部に活用されているものが、
 主なものとなっております。
 より活発な活動を行っていただくことは
 地域コミュニティの活性化や
 自治能力の向上につながることと思っておりますが、
 増額につきましては
 関係各課と今後協議を行ってまいりたいというふうに考えております。


上野伸五
 関係各課というのは、財政課しかあり得ないですね。
 水道光熱費とか維持費について、
 特に旧頴田町では、全て行政負担だったので、
 各自治体に基金の積み立てというのがないんです。
 自治会の中でも高齢者がほとんどのところに
 公民館費を上げてもらえませんかという話をすれば、
 じゃあ、もうやめますということになって加入率も下がってくるし、
 コミュニティも崩れてきますし、また見守り活動にも支障が出てくると思います。
 協働のまちづくりです、
 自治会の活動を応援していただく意味でも、
 交付のあり方については見直しをぜひお願いしたいと思いますが、
 もう一度答弁があるようですので、見解をお聞かせください。


中央公民館長
 現在、進められております
 飯塚市行財政実施計画第1次改訂版におきましては、
 地域向け補助金の一本化の検討が示されております。
 地域の実情に応じて市民活動がより、自主、自立的に、
 そして柔軟に使途できるようにとのことから検討がなされてまいりますので、
 自治公民館運営補助金につきましても
 地域向け補助金の一本化の検討に含めまして、
 今後、協議等行ってまいったというふうに考えております。


上野伸五
 水道光熱費のうちに市が対応できるものは水道料金だけなんですよね。
 せめて水道料の基本料金だけでも
 免除してもらえないかとお願いをすると、
 それは難しいというご返答でしたので、一括補助金の算定をされる際に、
 地域の事情も十分に酌んでいただいて検討をしていただきたいと、
 いまの中央公民館長の言葉を信じておりますので、よろしくお願いいたします。