代表質問・今後の放課後事業充実について


上野伸五
 子ども達が豊かな放課後を過ごすことで、
 学ぶことへの意義づけや意欲の向上、体力の向上、
 大人と自分の生き方を結びつけ、
 自分で自分を動機づけるような教育の実践に対しては同感をいたしますし、
 期待もいたしております。
 そのような観点から、
 改めて今後の放課後子ども教室事業の方向性や展望をお聞かせいただきたい。


生涯学習部長
 まず費用負担が少なく安全で、しかも保護者も安心できる、
 また豊かな経験ができる放課後活動を
 すべての子ども達に提供できていけたらいいなと
 考えているところでございます。


 充実した放課後の時間は、子ども達を元気にするだけではなく、
 うまく機能いたしますれば地域の絆を取り戻し、
 地域全体を元気づける
 起爆剤になるというふうに考えているところでございます。
 また、子ども達が将来、
 住みよい地域づくりの源泉となる地域力を発揮することができますよう、
 そして、それぞれの健全な人格形成の手助けとなりますよう、
 学校教育、家庭教育、青少年健全育成などとの連携を図り、
 そのような責務を果たしていきたいというふうに考えているところでございます。


上野伸五
 放課後、今の子ども達は塾や稽古ごとに追われているか、
 ゲームに夢中になっているか、
 また、遊び相手もなく孤立している子どももいます。
 外遊びもせず、どんどん内向きになってきているように感じられます。
 親は忙しく、かといって親に代わって見守ってあげる大人も限られます。


 そのことが、学力や学習意欲の低下など、
 子ども達の成長に大きな障害となっているのではないかと思っています。
 そんな今だからこそ、
 放課後の子ども達に豊かな居場所と充実した学びの機会提供がなされるよう、
 今後の放課後子ども教室の充実と
 創意工夫による拡充をお願いして、次の質問に移ります。