放射能影響と給食費値上げ。


うえの伸五
 飯塚第一中学校では、
 一日200本程度の牛乳が手つかずで残されていると聞きますが、
 放射能の影響が関係しているのでしょうか?


学校給食課長
 牛乳は県内産であり、放射能の影響とは考えておりません。


うえの伸五
 給食食べ残しの持ち帰りについて、福岡市は試行を始めたようです。
 世界では飢餓が原因で命を落とす子どもも多い中、
 食べ物を大切にという教えは、もちろん家庭教育が基本だと思いますが、
 学校にも出来る限りの協力をしてほしいと思います。よろしくお願いします。


次に、農産物等への放射能問題に関連し、
 食材の高騰が懸念されている中、
 学校給食費の値上げにつながるような事はないのでしょうか?


学校給食課長
 本市の学校給食費は、
 栄養バランスの取れた献立を安定的に提供していくため、
 平成21年度から月額で小学校3900円、中学校4700円に改定し、
 食材購入費として各保護者の皆さまからご負担をいただいております。


今回の東日本大震災
 及び原発事故に伴う放射能問題での給食費への影響につきましては、
 公益財団法人福岡県学校給食会から購入する約7割の食材は、
 毎年、県内統一の価格設定がなされており、
 不測の事態での急な値上がり等は生じない事となっておりますが、


一部の加工食品等については、
 製品及び、その原材料等の生産加工工場等が被災したことにより
 使用品変更の必要が生じる等、価格面でも若干の負担は生じています。
しかしながら、このような価格の変動は、
 現在の給食費の範囲内において、
 献立を作成する際の工夫等によって十分対応出来得るものであり、
直ちに、給食費へ大きな影響を及ぼすものではないと考えております。