頴田地区 青少年健全育成 講演会。

ueno-shingo2007-11-10

写真は「とある田園風景」、穏やかになれます。


10日・19時
飯塚市頴田地区青少年健全育成会の主催で
講師に三浦清一郎先生をお迎えして、
「幼少年教育の危機 〜家庭・地域の教育力をどう作るか〜」という演題で
講演会が行われました、


以下は、レジュメより抜粋です。


1・幼少年教育の原点
(1)「発達」支援、「しつけ」、「教育の目的」
 「保護者」と呼ばれる意味。
 「半人前」と呼ばれる意味。
 「保護」から「自立」へ。
 「一人前」の定義。


(2)他者の中で生きる共同生活
 迷惑をかけないこと、気持ちよく生きること
(3)「子宝の風土」と「4つの過剰」
  教育の副作用。
(4)教育力とは「プログラム」を意味する
  教育の本質は「他動詞」 〜「なる」から「する」へ。〜


(5)教育指導の3原則
 「やった事の無い事は出来ない」
 「教わった事の無い事は分からない」
 「練習しなければ上手にはならない」
(6)教育要素の配列と順序性 〜 柱から家を建てる人はいません


*「生きる力」の構造と順序性(として)
  ピラミッド型図形の下から
  体力・耐性・学力・社会性・感受性(と紹介されています)


(7)「体力づくり」から始めよう 「知徳体」から「体徳知」へ
(8)我慢強さ(耐性)はすべての学習・指導の基本です
 「辛いこと」を与えて、しっかり「褒めること」が重要です。
(9)指導は「指導者が中心」です 〜 礼節と作法が基本です


(10)子どもの「自由」は「指導の枠の中」で認めます
  幼少年は「個性」や「創造性」より「基礎・基本」が先です。
 「型より入りて」然る後に「型より出る」のです。
(11)「出来ないこと」が「出来るようになる」ことが喜びです
  子どもの「機能快」に注目して下さい。


2・「豊津寺子屋」の実践 〜 子どもの元気、女性の元気、熟年の元気
 「子縁」のサイクルと「幼老共生」
 子育て支援事業 → 熟年の社会参画 → 子どもの元気 → 保護者の感謝
女性の元気 →熟年の元気 → 世代間交流 → 地域の元気 → 財政負担の軽減