一般質問の最後部分。

ueno-shingo2007-06-24

今日の写真は
「戦友クツ」の全体像。


「うえの伸五」の動き。
以下は、一般質問の最後部分です。チョット長いですが・・・。


只今までのやりとりで明確なように、
災害発生時において、
特に人員削減の激しい支所では、行政職員だけでは全く手がまわりません。
被害を最小限に抑えるためには、
市民の自主災害活動が絶対条件となると思われます、
今のうちから、
消防団も含めた市民との連絡会議を定期的に行っていただきたいと思います。


地域のことはその地区の住民が一番良くご存知です、
頴田地区は市内で最も下流に位置しており、
住民の皆さんは、河川の状況については特に敏感になっております、
勢田の浄水場付近の庄内川鹿毛馬川の合流地点では、
土が堆積し、草が茂りスムーズな水の流れを妨げており、
こんな状況があちらこちらに散在しております。


この数百メートル下流では、もう川か丘かわからないといった状況でございます。
これは、残念ながらと言うか、幸いにと言うのか、
財政難の飯塚市ではなく、福岡県の管理するところでありますが、
住民のため、私も働きかけをいたしますので、
どうぞ、市の方からも県に対し積極的な対応を促していただきたいと思います。


こと防災に関しては市民・行政ともに、やるべき事、やれる事は全てやった。という
理想に少しでも近づけるよう、
市民に向かって、大きな防災の旗を振っていただきたいと考えます。


頴田地区では、
まちづくり協議会や教育会議などの
地域・学校が一体となった、独自のまちづくり実績がございます。


協働のまちづくりの一環として、
このような会議体・協議体をより積極的に活用していただいて、
独自マップの作成はもとより、
防災は家族のため、チョットした事前知識が生死を分けることもある、など、
特に自主災害活動組織の必要性、災害発生時の行動・どこに行けばいいのか等
災害への心構えを、粘り強く周知いただきたいと存じます。


このような事を行うことにより、
行政への信頼が深まり、
市民と行政両サイドからの、より良い防災意識の高まりにつながるとともに、
他の行政施策につきましても、地区のご理解を得やすくなると思います。


昨日の答弁では、21年度までに9億円の市民負担増、
金がないないと言いながら、21億かけて工業団地を造成する。
この鯰田工業団地造成については、
選挙前に頴田地区で行われた公開討論会でも大きな話題になりました。


皆さんが思ってる以上に、市民の皆さんは注目していますよ。
市民に対し、具体的な説明責任が果たせなければ、
これが、オラが街の齋藤市政なのか、と皆さんが落胆するかもしれない。
また部長・課長は
土日祝日も各地の会議やイベントに出席されたり、毎日早朝から出勤されたり
市政のために努力されておるじゃないですか。
そのような事も、どうぞ市民に大きくアピールして下さい。


施策をわかりやすく噛み砕いて、市民の皆さんに説明するということは、
私たち議員の役目のひとつだとも考えますし、
行政の皆さん方への協力は、決して惜しむものではございません、
そのためにも、
複数の常任委員会からも指摘や要望が出ていますが、
先ずは市民の命と財産を守るべく、最善かつ最大限の努力を言葉だけではなく、
行動でハッキリと示していただきたいと、考えるところでございます。


市全体の平準化も大切なのかもしれませんが、
各地区それぞれ歴史や特色を持っております。
例えば、頴田地区の特色の一つは、市長の選挙時リーフレットにもありますが、
特色ある学校教育を目指す、
その特色ある学校教育とは「教育特区」と明示されております。


11月には、
素晴らしい成果報告がなされる予定ですので、今日は深くはふれませんが、
ただ、この特区の成功を支え育てているのは、
34名の自治会長が中心となった、まちづくり協議会・
それにPTAを含む学校関係者が参加する教育会議、
それらに支えられながらも、カスガイ役を果たしているのが教育特区なのであります。


この3つが現在までの頴田地区まちづくりの柱だと私は考えます。
この柱が揺らげば地区全体が大きく傾く。
災害対策はもちろん、
行政施策の実行には、地区住民の理解と行動は不可欠なものであります。
今後も、市民の皆さまに住み続けたいまちと、思っていただけるように、
いろいろな行政施策や予算編成を講じる際には、
ただただ財政状態を盾にするのではなく、
このような「地域の特色との整合性」をよくよく熟考していただき、
地域住民の信頼や希望を大きく損ねることのないよう、切にお願い申し上げます。


最後に、
行政幹部の皆さん方の今後の行動に、大きな期待と希望を寄せながら私の質問を終ります。

どうも、ありがとうございました。