ルールはルール。

ueno-shingo2007-06-04

写真は、今日配布された6月議会の議案関係書類です。
約65mmの厚さです。


「うえの伸五」の動き。
朝一番から、
市の管理河川の護岸状況の悪化と、
市内でのゴミ焼きについて調査依頼・確認・報告。


10時より、議会運営委員会。内容は以下の通り。
1. 議案の説明・質疑。
2. 議案の付託委員会について。
3. 予算特別委員会の設置について。
4. 会期及び会議予定について。
5. 陳情について。
6. 質問及び質疑通告並びに意見書案・請願(追加)の提出締切日について。
7. その他。
となっており、通常は30分程度だそうですが、
今回は「5」の陳情についてでチョット紛糾しました。
陳情とは? コチラ
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E9%99%B3%E6%83%85&enc=UTF-8&stype=0&dtype=2


陳情については、議会初日に、
各議員席に配布周知することが、代表者会議での申合せ事項となっています。
今回の陳情内容は
「特定非営利活動団体 オンブズパーソンかほ」
代表理事他559名分の署名簿添付された
「議員政務調査費の廃止」を求める内容でした。


この取り扱いをめぐり「例外的に委員会で議論をやってくれ」との
議員発言に委員長は休憩を宣言、
(議論がかみ合わない場合や打合せが必要な場合は、この休憩中に調整されます)
「簡単に例外は作れない」と、委員長や議長をも巻き込んだやりとりは平行線です。
結局、委員長が押切った形で原則扱いになりました。


11時05分、閉会後の廊下で陳情提出者の方々との話の中、
現行ルール重視を主張する私に「新人のくせに、今からそんな考えでどうする」と
罵声のような批判を受けましたが「ルールはルール」、
しかも、改選後に定めたルールです
(新人の私には初めての体験であれよあれよと思う間に決まっていきましたが)。


結局は「簡単に例外を認めると収拾がつかない」と最終判断されたのです。
「市民の思いを伝えるのが議員の役目でしょ」と、それはモットモですが、
伝える手法については、より効果的なモノを選択する必要があり、
現行ルールの中でそれを行うことが一番効果的で、
皆さんに納得していただけると私は考えます。
ただし、
今回を教訓として「例外について」は常に念頭においておかねばならないと思います。


今回の陳情提出者は、
その取扱い(机上配布)について「知らなかった」とおっしゃっていました。
事前に、
議会事務局なりに相談をなさっていれば
納得のいく手法選択ができたのではないでしょうか。


市政報告にも書かせていただきましたが、
「思いや考え」を実現することが、私の責務の一つだと考えます。
少しづつでも現実にしていく努力は惜しみません。
ただ、それはルールに則ってやるべきものだと考えています。


今のところは・・・。
(もし、現行ルールが気に入らなければ変える努力をしなくてはなりません。
                                より効果的な手法で。)