立岩公民館の移転候補地・取得関連を含む補正予算への賛成討論。


私はただいまの総務委員長報告のうち
「議案第82号 平成28年度 飯塚市 一般会計補正予算(第2号)」
 について賛成の立場で討論いたします。


 先日の本会議において、
 立岩公民館関連の事業実施理由は、駐車場不足だと説明をいただきました。
 実態調査を行うこともなく、市民からの苦情の詳細把握もないまま、
 机上の計算だけで、このように大きな事業に着手しようとした姿勢には、
 今なお理解することは出来ません。


 この駐車場の件については、
 庁舎や立岩公民館だけではなく、他の公共施設に関しても、
 今後とも実状に基づく報告を要求してまいりたいと思っています。


 また、公民館施設の所管である市民文教委員会への報告についての、
 執行部答弁は、「市民文教委員会へは、非公式に報告をいたしております、
 この予算議案議決後からは正式な委員会に諮りながら進めて参ります。」
 という趣旨のお答えです。


 執行部が申される、非公式な報告とは一体なんなのか、
 また、公式の場において提示していない案件を、
 あたかも私たちは報告しましたと、
 認識されていること自体、果たして正しいのかどうか。については、
 今後、然るべき場において
 執行部のご見解をお伺いしてまいりたいと考えています。


 この議案については、以上のように賛成しがたい理由はございますが、
 (総務委員長の報告にもありましたように、)総務委員会の審議における、
 立岩公民館用地購入にかかる執行部の理由説明では、
 飯塚第一中学校と地域とのより一層のコミュニティの活性化、
 学校入り口道路の拡幅による危険の回避、等という根拠が示されました。


 公民館と学校が隣接するという事は、
 地域住民の皆さんと
 生徒や教職員の方々との物理的な距離が近づくだけではなく、
 心理的にも大きな安心感や信頼感の醸成につながり、
 教育委員会が目指すべき
 理想的なコミュニティスクールの確立に大きく寄与することは、
 先行建設していただいた頴田校でも確実に実証されていると思います。


 また、第一中学校への送迎時や学校行事の際の混雑回避は、
 本来ならば菰田中学校、飯塚第三中学校との統合の際に、
 当然解決しておかなければならなかった、行政への大きな課題でもあります。


 執行部においては、この敷地を購入するに当たっては、
 地域と学校の連携、生徒の安全対策、
 この2点を必ず確実に実現させることに加え、
 飯塚市民祭山笠への配慮など、
 地域住民へのサービス向上に十分こたえられるような
 立岩公民館一連の事業として成功させることを
 大きな責務と再度自覚をして取り組んでいただきますように、
 申し述べまして、私の討論を終わります。