6月議会・一般質問。
上野伸五
新しい飯塚市が誕生して、十年目に入りました。
齊藤市長は合併当初からその先頭に立たれて財政非常事態を宣言され、
歳出の抑制を断行しながらも、一方では合併特例債を活用し、
浸水対策、学校整備、そして中心市街地活性化の三本柱を実行され、
街の新しいシンボルとなる新庁舎の建設も決定されるなど、
力強いリーダーシップを発揮されてこられました。
十年はひとつの節目、少しほっとしたいなと思われてるのかもしれませんが、
人に例えれば、10歳はまだ二分の一成人式を迎える小学生で、
これからの生活や経験が将来にとても大変重要な期間となってまいります。
10歳から以降も大切、これは現在の飯塚市にとっても全く同じだと考えています。
昨日示された国の経済財政諮問会議の素案では、
地方交付税そのもの自体に加えて、
その別枠加算や歳出特別枠の見直しが盛り込まれております。
つまり、飯塚市にとっては、
さらなる歳出削減や自主財源の確保が近々の重要課題となってまいります。
そして、今後間違いなく
全国的に未曾有な人口減少が訪れる厳しい社会情勢の中、
地方の一都市である、
飯塚市が自治体間の競争を勝ち抜き、生き残っていくためには、
どのような施策が必要なのか、また有効なのか、
現状を十分に鑑みていただきながら、
私たちのふるさとが将来にわたり
住みたい町に住み続けたい町としてさらに活気あふれ、
発展し続けるようなまちづくりの大きな道しるべを築いていただきたい。
まずはそのようにお願いを申し上げて、通告に従い質問をさせていただきます。