エアコン設置請願の審議。


上野伸五
 僕はこれは国の基準がおかしいと思っています。
 本当に子どもたちのことを考えるのだったら、
 最低限この大人の基準に合わせるべきですよ、


 まず。1つ、ご紹介したいのが
 福島第一原発事故のあと、ハウス食品という会社では節電対策として、
 冷房の温度を29度に設定していた時期があったそうです。
 でも29度設定では、従業員の負担が大きく、
 仕事の効率が上がらないなどとして中止をされました。
 大人の世界でも気温が1度違えば、作業効率に大きな影響があるわけです。


 エアコン設置は子どもたちの授業への集中力維持の向上に寄与することとなって、
 これはひいては学力の向上につながると思います。
 今年は、11年ぶりの冷夏と言われて報道があっておりますが、
 それにもかかわらず今回出されている平均温度については、
 27.9度から28.8度、大人の基準で推しはかれば、
 エアコンの必要性はもう訴えられてるんですよ、この冷夏でも。
 この実情、市長部局はどのようにとらえておられますか。


副市長
 確かに労働安全基準では、そういうふうになっているかと思いますが、
 それを踏まえてどうかと問われても先ほど答弁したとおりでございまして、
 その必要性は先ほど言いましたように
 近い将来、これについての認識は十分、先ほど教育長も言いましたように、
 気候変動、地球環境から考えてもですね、
 近い将来、当然市のほうとしても考えていく案件であろうと思っておりますが、
 

 やはり予算の執行状況でいろんな優先順位等々を考えた場合に、
 もう少し今の小中一貫校、それから耐震関係を、
 当初お聞きになったと思いますが、
 第3次の公共施設のあり方の国からの指示に従いましても、
 市が持っておる全体の公共施設もですね、どれくらいあるのか。
 

 それに毎年毎年ランニングコストがどれくらいかかるのかというのを、
 今後の財政見通し中で決めてくださいというのが、
 今度の第3次の行革、公の施設の見直しになろうと思いますけど、
 教育委員会のほうには、そういうことを関係なしに今までは耐震を、
 これは今までが遅れていたから仕方がないんですが、
 耐震を最優先に27年度までに整備してしまおうと、
 それと小中一貫校、これは非常に教育の問題で大変な重要であるから、
 そこに市としてはそういう割合は関係なしに財源を突っ込んで、
 突っ込んできたとは言い方が悪いんですが、かなり費用を投じてきました。
 

 ですから、繰り返しになりますけど、
 この小中一貫校と耐震の目鼻がたてば、
 当然、次に整備すべき問題であろうという認識は持っておりますけども、
 じゃあ今日、明日かというと、
 それはそこまではいっていないという認識でございます。