買い物弱者の救済策について。


上野伸五
 市民生活の向上施策について、
 利便性や安全性の向上施策についてお伺いをいたします。
 はじめに買い物弱者についてですが、
 本市でも近くの店舗が閉店して食料品や日用品の買い物に不自由する
 高齢者などの声が日増しに大きくなっています。
 

 いわゆる買い物弱者といわれる問題ですが、
 医療や介護などに比べ買い物は
 深刻な問題とはとらえにくい面があるのかもしれませんが、
 高齢者などにとっては地域コミュニティとかかわりを持つ場であり、
 日常活動を通じ自立した生活を営むことの基本でもあることから、
 社会的な課題として早急に取り組まなければならないと思っております。


 まず、買い物弱者とはどのような人たちだと認識をしておられるのか、
 お知らせください。


商工観光課長
 買い物弱者とは、過疎化などに伴い地元の商店が廃業したり、
 高齢化などを理由に身体的な問題で
 外出することが困難であったりすることなどにより、
 食料品や日用品などの生活の必需品の買い物や、
 生活に必要なサービスを受けたりするのに
 困難を感じている人たちのことであると認識しております。


上野伸五
 それでは、どのようなことが要因で、
 買い物弱者が発生しているのだと考えておられますか。


商工観光課長
 買い物弱者が発生している要因としましては、
 少子高齢化や人口減少による過疎化に伴い、
 地元のスーパーや商店が撤退や廃業したり、
 公共交通路線が廃止になったりすることにより、
 買い物等へのアクセスが悪くなることが挙げられます。


 また、高齢化のため自動車などの運転ができなくなるなど、
 身体的な問題で買い物等に行くことが困難になるということも
 要因の1つとなっております。