人権問題実態調査の実施。


次に、人権についてですが、以前より何度も申し上げておりますが、
 人権問題はデリケートで顕在しにくい問題です。
 もしかすると無意識のうちに
 看過してしまっているケースも多いのかもしれません。


 人権の世紀と言われる21世紀もすでに10年以上が経過をし、
 人権尊重意識の高まりが国際的な潮流となる一方で、
 国内では依然として同和問題をはじめとする
 さまざま人権侵害が学存在しております。


 そのような中、インターネットの掲示板を悪用した人権侵害、
 いじめや虐待など人権問題も多様化、複雑化しており、
 本市においても問題解決に向けた取り組みを
 より一層徹底していくことが求められていると思いますが、
 本年度どのような取り組みを行うのか、
 また新たに取り組むものがあればお示しください。


企画調整部長
 本市における人権啓発の取り組みといたしましては、
 7月の県下一斉の強調月間にあわせた人権講演会及び街頭啓発や
 10月の部落解放研究集会、年間を通じて
 啓発ビデオ上映会、懇談会、講座、コンサートなど様々な取り組みを行います。
 

 また、自治会等が行う市民が主体となるところの自発的な学習の機会の促進、
 企業における啓発研修等の推進を行うなど、
 あらゆる機会を捉えて市民一人ひとりの人権意識の高揚を図ってまいります。


 広報といたしましては、
 コミュニティセンターの人権啓発コーナーへの人権パネルの常設展示のほか、
 市報や公民館報において定期的に啓発記事を掲載するとともに
 人権週間等の機会を捉えて啓発冊子「人権いいづか」の発行を行ってまいります。
 

 また、今年度の新たな取り組みといたしまして、
 本市における同和問題の現状を明らかにするとともに、
 これまで行なってまいりました同和行政の成果と課題を整理することを目的として、
 人権・同和問題実態調査を実施することといたしております。