諸々の問題克服のためにも自主的なエアコン設置計画が必要では。


上野伸五
 大気汚染や異常気象が今後深刻になって、
 自治体が一斉にエアコン設置を手掛けた場合、
 機材や業者の確保さえも困難となり、
 さらなるコストの増大も容易に推測できると思います。


 気象や汚染などの外的な要因に急かされる形ではなく、
 教育の充実を目指し、
 他の自治体との差別化を図ろうとしていく飯塚市であるからこそ、
 できるだけ早期に、そして自主的な計画を手がけるべきではないでしょうか。
 教育現場を預かる教育長のご意見をご拝聴したいと思います。


教育部長
 大変貴重なご意見をいただいておりますが、
 PM2.5対策、そしてまた夏の猛暑対策ということでございまして、
 まずはエアコンの設置がPM2.5対策に
 有効であるかどうかという検証をとる必要があろうかと思います。
 現状のエアコンのフィルターですと、先ほどもご説明がありましたように、
 髪の毛の太さの30分の1という微粒子について、防げるのかどうか。


 そしてまた、PM2.5の発生時期と申しますのは、
 夏、秋は少なく、春に多いというようなこともございまして、
 これがエアコンの使用時期と一致をしておりません。
 仮にPM2.5対策をとるとするならば、
 年間を通しての利用ということも
 視野に入れなければならないこともございます。


 貴重なご意見ではありますけれども、
 私どもといたしましても、現在検討をしておるところでございまして、
 今この場でどうするというようなお答えができませんので、
 今後、研究をさせていただいて、
 方法を考えていきたいということで、ご了承をお願いしたいと思います。