小中学校普通教室へエアコン設置、飯塚市の見解は。


上野伸五
 各小中学校普通教室へのエアコン設置につきましては、
 平成23年9月議会に請願を提出した経緯がございますが、
 その後、大気汚染など健康に対する新たなリスクが発生し、
 事態は当時よりもさらに深刻になってきております。
 一刻も早い設置が必須だと考えておりますが、飯塚市の見解をお伺いいたします。


教育総務課長
 市内小中学校へのエアコンの設置につきましては、
 だだいま議員が申されましたとおり、
 平成23年9月議会への請願、
 平成25年9月議会におきましても一般質問をいただいております。
 


 現在、飯塚市では小中学校の室内温度の実態把握を行うため、
 同一条件で、同一温度計で測定し、より的確な把握を行うこととし、
 猛暑日が続き、継続的な教室温度の高温化、熱中症等が危惧されるなど、
 さまざまな状況も想定して、種々検討を行い、
 教育環境の推進を図っているところでございます。


 教育環境の推進を図るうえで、
 本市の施策3本柱のひとつとして、
 現在、小中学校再編整備、大規模改造工事、自校給食の整備を進め、
 また、少数学級措置、介護支援員等の配置など、
 きめ細やかな教育環境に重点を置いた取り組みを進めております。


 この中で、暑さ対策としましても、
 各学校の普通教室に壁掛け扇風機を設置、
 遮光等体感温度を下げる取り組みを行い、教育環境の改善を図っております。
 ご質問の各教室へのエアコンの設置について、
 暑さ対策の大きな施策とは認識しておりますが、
 実態を把握したなかで、
 省エネの推進や財政面での負担など課題も多い状況も踏まえ、
 設置については今のところ整備計画はございませんが、
 今後もさまざまな教育環境を含め、検討してまいりたいと考えております。