人口増に向けた施策は失敗だったのか。


上野伸五
 今ご紹介いただいたさまざまな施策、
 試みてはみたものの、結果として人口は減少しております。
 8年間の定住人口増加施策はいまだ実を結ぶには至っておらず、
 成功しているとは言えない。このような認識でよろしいでしょうか。


企画調整部長
 確かに、本市人口は平成25年11月末現在131,536人でございまして、
 合併当初の平成18年3月時点での人口
 約133,000人を下回る状況となっております。
 しかしながら、
 第一次飯塚市総合計画における平成23年の推計値が129,625人、
 目標値が132,000人であることに対して、
 同年12月末日における人口数値が132,418人でございましたので、
 その推計値、目標値を上回る結果となっております。


 また、平成25年3月末日、
 平成24年度の社会動態につきましては、
 転出者数に対する転入者数が差し引き274人の増となっております。
 今年度に入りましても、
 11月末までに転入者のほうが多いということで、
 284人ほどの増となっております。


 これまで講じてまいりました施策にかかる事務事業におきましては
 継続中のものもあり、
 その成果がすぐに表れるといったことにはならない面もございますが、
 少しずつその成果が表れてきているのではないかというふうに感じております。


 先ほど最重要施策と申しました
 浸水対策事業、小中学校再編整備、中心市街地活性化事業や
 協働のまちづくりの実現に向けたコミュニティ活動の推進、
 各地域の拠点づくりは継続中の事業でございます。


 これからも各種事務事業の検証を通じまして、
 取り組みの改善を施しながら、
 さらに施策としての効率性や効果性を高め、
 本市まちづくりの目標が達成できるように努めてまいります。