9月一質・先ずは行政の遅れ、交付基準を決めたい


上野伸五
 議長のお取りはからいもありましたので、市長にお伺いします。
 今の私たちの質疑をお聞きになって、
 どのようなご指示をされるのか、教えてください。


副市長
 25年度から一括交付金でいきたいというのは、
 確かに行政のほうから言った目標だったと思います。
 ただ、残念なことにいま各報告を受けている中で、
 今年中にまちづくり協議会が全部出そろうかなという段階です。


基本的に一括交付金にするためには、
 その基準をきちっとどういう基準で出すかという各課のを、
 まず、これはまた行政が少し遅れていると言えば、
 遅れているんですけれども、
 出す基準をどういう基準で交付する基準を定めていませんから、
 今ある金額がベースになるわけじゃ決してありません。


それと一番困る、困るというと言い方が悪いんですが、
 まちづくり協議会そのものの構成団体が9割ぐらいは
 大体、大体似たようなところで構成されております。
 残り、まあ私が見た中では、まあ1割もいきませんけれども
 何団体か、その構成団体にやっぱり差があります。


それと非常に活発であるところ、
 まあ言い方を変えれば成熟しておるところと、そうでもないところがある。
 それによって各交付の内容も違ってきておりますから、
 まちづくり協議会の構成団体が全く一緒であって、
 最終的にはまた、何といいますか、
 同じような基準で全部スタートできればいいんですが、それは考えておりません。


やはり整ったところからしていく、
 これはある程度、協議会の中での幹事会と言いますか、
 まちづくり協議会の中での
 全体会議の中でそういう意思統一ができれば、
 成熟度に応じて交付していくことは別に、
 それは当然のことだろうと思っていますが、
 出す基準、どういう基準でどういう単価で出すかということが、
 行政内部でまだ詰まっておりません。


ですから、それを詰めるのに申しわけありませんが、
 もうちょっと1年ぐらいは私はずれるのではないかと。
 まず単価を決めること、
 どういう基準で交付基準を決めることが先だろう思います。
 それさえ決まれば、
 後は成熟度に応じて交付することは可能ではないかというふうに思っております。


ですから、これはまちづくり協議会と
 午前中質問がありました自治基本条例というのは、
 本来から言えば大変密接に関係あるところですけれども、
 この自治基本条例も
 来年の12月で上程するというような答弁があっておりましたけれども、
 これと合わせて私は少なくとも25年度いっぱいでは、
 交付の算定基準といいますか、これをきちっと整理するのが先じゃないかと。


それに応じて、それができておる分については、
 随時交付していけばいいというふうに思っております。
 それはもちろん、その了解というのは
 全体のまちづくり協議会の中の幹事会、
 どういう総合的な団体ができるかわかりませんが、
 そういう組織ができれば、その中でそういう意思決定をしていただいて、
 それに従って交付していきたいというふうに思っております。