予特・鎮西地区の交通弱者対策


上野伸五
 民間企業は利益が出なければ存在できないので、
 四百何十万円から始まった飯塚市の補助も年々膨らんでいき、
 もう最後は、飯塚市が全部持たなければならないと
 いう事態にもなりかねないと思うんです。


 ここは市民と行政が知恵を出し合って、
 まちづくりをやっていかなくてはいけないと思うんですが、
 飯塚市としてその対処の方法、予約乗合タクシーが動くということですが、
 今後、予約乗合タクシー
 どのように充実させていかれるおつもりなのか、お伺いいたします。


総合政策課長
 予約乗合タクシー、八木山地区で平成24年度から運行を開始いたしますが、
 今のところ1台で運行が十分ではなかろうかと考えております。
 その状況を見まして
 25年度以降につきまして増車をしなければいけないのかとか、
 あるいはもっと少なくすることもできるのかということについて、
 状況を見ながら検討してまいりたいというふうに思っております。


上野伸五
 午前中、交通弱者という話もありましたけども、
 やはりバス停に行けない人が多い地区もあるんですよ。
 だから、一概にそのバス停ごとに
 乗客率が多いとか少ないとかいうことで
 交通弱者の数をカウントしてもらっては非常に困るんですが、
 八木山地区でも予約乗合タクシー
 玄関先まで行けない道というのがあるんじゃないんですか、
 そういった所に住んでいるお年寄りが本当の交通弱者だと思うんです。


 そうなると、ただ台数を増やせばいいということではなくて、
 本当に利用者が利用できるのかという
 その環境づくりも大切だと思いますので、
 考えていただきたいというのが1点と、


 あと1点は地元コミュニティ、
 特に八木山地区含めた鎮西地区は
 男性のつながりが非常に強い地域だと思いますので、
 いわゆる協働のまちづくりでございますから、
 アイデアの提案とか、場合によってはNPOなどをつくっていただいて、
 自治会の中で予約乗合タクシー
 運行していただくというような形も出てくると思います。


 それが1つできれば
 他の地域にもつながっていくと思いますので、
 そのようなアイデア等も、
 私が午前中に申し上げた自主研究グループを十分活用していただいたほうが、
 課とかそういう枠にとらわれない
 自由な発想が出るんじゃないかなと思いますので、
 ご検討よろしくお願いいたします。