代表質問・瓦礫処理の安全、安心について


 次に、東日本大震災で発生したがれきの受入についてですが、
 先ほど質疑がありました市長の答弁の中で
 国のためにも早く取り組みたいと考えるが、
 市民の安心、安全確保を第一に考えたいという答弁でした。
 福島原発から一番遠いがれきには、放射能は全くないんでしょうか。


市民環境部長
 環境省が定めております災害廃棄物の広域処理のガイドラインにおきまして、
 ご指摘の岩手県のことだろうと思いますけども、
 ここにおける測定結果で申し上げますと、
 陸前高田市では104ベクレル、
 宮古市では69ベクレルのセシウムが検出されております。


 ガイドラインでは240から480ベクレル以下の
 災害廃棄物を焼却し埋め立てることは問題なしとは示されておりますが、
 あくまでも昨年8月の一次仮置き場所における検査結果でございますので、
 地域住民の安全性を第一に考えて
 広域処理につきましては関係機関等と情報を密にしながら、
 市としてどこまで対応できるのか、今後検討してまいりたいと思っております。


上野伸五
 政府はがれきを処理してくれる自治体に
 財政支援を行うというふうに表明をされましたが、
 もうここまでくるとお金だけの問題ではありません。
 世界から放射能を日本中に拡散させたと誤解されないように、
 また市民と世界を納得させる手立てを早くしていただくように、
 政府、国に対して強く要望をしていただきたいとお願いをして、
 最後の質疑に移ります。