代表質問・MOUを活用した農業の振興
次は、農業の振興についてです。
農産物の産地間競争を勝ち抜くためにも、
先日、九州経済連合会、いわゆる九経連と
香港中華総商会が締結したMOUを何とか活用できないものでしょうか。
経済部長
質問者ご指摘の九州経済連合会と
香港中華総商協会との経済学術交流に関するMOU、
いわゆる覚書の締結につきましては、
中国の辛亥革命100周年記念行事として、
昨年夏開催されました辛亥革命フォーラムをはじめとする
香港中華総商協会との交流を行う中で、
九州と香港の関係強化に向けた考えが一致したことから、
香港貿易発展局の仲介によりまして
協議を進め、覚書の締結に至ったものであります。
九州経済連合会に現在の状況を先日確認させていただきましたところ、
覚書については1月25日に締結したばかりで
詳細が決定していないとのことでありました。
ただ、香港への輸出は
富裕層をターゲットにした輸出となるため
単なる余剰分の輸出ではなく、
農産品では価値ある品物であることや量の確保、
年間の安定的な輸出ができるものが求められております。
詳細は具体的に決定していないとのことでありますので、
活用していただくのは非常にありがたいというお話でございました。
このような状況から
九州経済連合会、加えまして県に輸出拡大に向け設置をされております
福岡農産物通商株式会社ともあわせて情報収集などを行い、
今後覚書の活用に向けて検討させていただきたいというふうに考えております。