「伝える」と、いうこと。
簡単ではない・「伝える」ということ。
自分の思いを、
文字や言葉だけで伝えるって、本当に可能なんだろうか?
確かに、日時や数字などの、
明確な事実を「伝える」ことは、デキル(と思う)。
でも、そこにある「自分の感情や思い」は、どうでしょう。
何事も、電話やメールで「伝える」事が、
常識というか「普通」に、なってしまっていますが、
本来は、顔と顔を「つき会わせて」
表情を確認しながら、会話を交わすことで、
感情や思いを「伝える」ことが叶う。そんな気がします。
電話の場合は、
声の大小やトーンなどで、
相手側の感情を、何となく理解することができると思いますが、
「相手の顔が見えんから、言葉遣いには気をつけなさい」と、
言われるように、「何となく」わかる程度、だと思うのです。
文字だけで「伝えよう」とする場合は、
もっと、複雑になるのではないでしょうか、
つまり、文字から読み取られる感情は、
「伝える」側の思いではなく、
受け取る側の思いの方が、強烈に乗っかかる(気がする)。
それは、「伝える」側の人のことを、
知らなければ、知らないほど、
爆発的に膨張していくモノではなかろうか。
そんなことを考えていると、
小説家やラジオのDJ、
文化、芸術関係者の方々には、益々尊敬の念が深まるし、
思わず、我が「市政報告」を、読み返してみたりもしております。