原因追求よりも機会の減少を。

ueno-shingo2008-07-03

「例のあの彼」さん、コメントありがと。
http://d.hatena.ne.jp/ueno-shingo/20080628#c1214962625
今度、ロッキーのテーマソングCD 貸しましょか?
http://d.hatena.ne.jp/ueno-shingo/20071126


写真は、
手を滑らせ 落とした拍子に突き刺さった「包丁」。
  包丁くん ナンか、怒ってるんでしょうかね?


6月30日・飯塚地区防犯協会の総会に出席いたしました。
      (私は協会の理事を仰せつかっております)
その講話の中で
「第1回 犯罪原因の追求よりも、犯罪機会を減らす努力を」という、
 犯罪社会学小宮信夫氏 の配布資料をもとに、お話がありました。
(小宮先生のHPはコチラ → http://www.ris.ac.jp/komiya/index.html


この考えは
「犯罪者と非犯罪者との差異はほとんどなく、
 犯罪性が低い者でも犯罪機会があれば犯罪を実行し、
 犯罪性が高い者でも犯罪機会がなければ犯罪を実行しない」というものです。


マスコミは、
 犯罪が起きるたびに、動機の原因の解明に躍起になる。
例えば、
 マスコミがしばしば指摘するように、
 子育ての失敗・テレビゲーム・リストラ・ストレスなどが
 犯罪の原因であったとしても、
 果たして、それらをなくすことができるのか。
 それらの多くは、誰にでも、どこにでもあるものではないのか。
 

日本でも、
 原因追究の呪縛を解くことから始めなければ、
 英米の犯罪対策が成功した理由は理解できないだろう。
医学の世界では、
 治療から予防へと重点が移り「予防に勝る治療なし」とか言われている。
 犯罪対策をこれと同列に論じれば、「予防に勝る対策なし」と言える事になる。
以上抜粋。


これは、子どもの頃、お袋に言われていた
 「罪をつくるような事(罪つくりな事)、しなさんな」
 「そんなトコに、財布 置いちょったら、
  盗ろうと思わんでも、ツイ手を出す人がおるかもしれん」
まさに、この言葉です。


上記紹介の著物は
 「個別の守り」には限界、町ぐるみの防犯を復活せよ。
という段で結ばれています。