重要施策・市長の答弁。


市長
 誰もがそうですけれども、
 安心できるまち、そして教育レベルのある程度のあるまち、
 そして地域が、経済が元気なまち、
 今、いろんな話をさせていただきましたけれども、
 今、質問者が言われるように、
 そんなにあちこち、何やかんや言ってもダメなんじゃないかと、
 取り組まれないんじゃないかと、
 またそれが、中途半端になるんじゃないかというようなお話をされたと思います。


 実際に今の財源を考えますと、
 全ての事がやれるというわけにはございませんので、
 その中で私は一番やっていきたいのは、
 もう高齢化に突入をしています。
 飯塚市も25年ぐらいですかね、3人に1人は65歳以上になります。
 完全なる高齢者のまちになります。


 だったときに、商店街の中で
 若者が追い求めるような商品を並べてもとても福岡に勝てるわけではありません。
 だったら、高齢者が中心市街地のほうに住んでいただいて、
 そして高齢者が医療を受けやすい、
 それで買い物もしやすいというような、
 ある意味では中心市街地に高齢者の方が住んでいただけるような
 絵を描いていきたいというのが、大きな1つでございます。


 やはり交通弱者であるわけですから。
 中山間地に住んでいる高齢者が地域に来るまでには
 コミュニティバスやいろんな施策をしなきゃならない。
 それには大きなお金がそこにかかるわけです。
 それを考えたときにですね、
 中心地に住んでいただけるような絵を描いて、
 そこに、そういう高齢者マンション等を含めてできてくればですね、
 まちの中に住もうじゃないかと。


 逆に、若者は外に住んでいただく。
 交通弱者じゃありませんから、
 外からまちなかに入ってくるのは、自分の車で来られる。
 高齢者が逆にまちの中に入ったらその必要性はない。
 ただ、一番何がそこに問題かといいますと、
 教育が、外に出て行ったときに
 若者の子どもたちが、教育はどうなんだろうという心配があると思います。


 そういう時にはスクールバスを走らせることも考えられますし、
 いろんな、いま話せば長くなるんですけども、
 一番私は高齢者が住みやすいまちをつくる。
 それから全国のレベルとして、
 この地域の教育がよその地域に負けない、
 そういう教育に対してこの地域を重点的に置くことによって、
 まちに住んでもらえるお父さん、お母さん達がですね、
 保護者が北九州とか福岡とかに送り出さなくて、
 この地域から送り出さなくて、
 この地域でしっかりしたレベルの高い教育が受けられるという
 環境ができ上がれば、
 私はこの地域に残って定住人口も
 そこにある程度のものが見込まれるんじゃなかろうかと思います。


 そういう意味では大きく言いますと、
 健幸都市づくり、高齢者が住みやすいまち、
 それから教育レベルが、
 ある程度、全国よりもレベルが高い地域というものを目指していけば、
 そこに自ずから経済の発展を含め
 定住人口も可能になってくるんじゃなかろうかという思いでおります。