政務活動費の支給条例が可決。


議員活動費の支給に関する条例が「反対13人・賛成14人」で可決されました。
(議員28名、議長を除く)
 以下、私の反対討論をご紹介しておきます。


 上野伸五です。私は議員提出議案第11号
 「飯塚市議会政務活動費の交付に関する条例」に反対の立場で討論いたします。


 以前、制度としてありました政務調査費
 議員全員の意思をもって廃止したのが平成23年2月です。
 従って今ここにいる私たち現職の議員は
 政務に関する費用は無いという前提で
 同年4月に行われた飯塚市議会議員への立候補を志したはずです。


 たとえ法改正が行われ名称等が変更されたとはいえ、
 任期途中での制度復活は市民の理解を得られるとは思いません。


 また、本条例案は審査会を設置しチェック機能を強化するとはいえ、
 議員が使える1344万円という多額の予算を増やそうとする条例であります。
 先ずは、議員全員で慎重に審議を行い
 市民の皆さんからのご意見など頂戴しながら、
 もし活動費が必要だと判断するならば、
 その説明責任を果たし理解を得る努力を丁寧にするべきだと思います。


 さらに、先日の新聞報道によりますと、
 この政務活動費の実現が
 私ども現職議員の選挙資金積立の一助となるようなことが書かれておりましたが、
 そのような誤解を受けたまま可決すべきではありません。


 職員給与も削減され、消費税のアップも必要とされている経済情勢の中、
 時間をかけた議論や市民への理解も求めないままに、
 議員に対して1344万円の予算が必要となるこの議案に
 私は賛成することはできません。以上で討論を終わります。