職員の特定団体への再就職は問題では


上野伸五
 次に、職員の特定団体の再就職について、御質問をさせていただきます。
 まずは、今年度退職される職員の皆様、大変お疲れさまでございました。
 退職後も飯塚市発展のために
 御尽力を賜りますようにお願いを申し上げます。


 さて、質問ですが、
 幹部職員の方々が飯塚市と密接な関係のある諸団体へ
 再就職している現状は、
 市民に天下りだと誤解を招くおそれがあると思います。
 市民に疑われるような再就職は自粛するように
 厳しく指導していただくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。


人事課長
 ただいま質問者の御指摘の天下りと誤解を招くような再就職と申されますのは、
 市が出資している団体等への退職者の就職のことと考えております。
 本事案につきましては、
 それぞれの団体等の事業目的
 あるいは社会的役割を達成するために効率的な事業、組織、経営を行うに当たり、
 必要とされる人材を確保するものであろうと考えますことから、
 その採用そのものについては、
 各団体の手続によりまして実施されているものでございます。


 これらの団体等は
 当然のことながら公的な性格を有しているものでありますことから、
 再任用職員同様に
 長年にわたり行政において培われてまいりました
 経験、知識、これらを活用するため採用、就職されているものと考えております。


 団体等への就職につきましては
 雇用する側のニーズと雇用される側の当事者間で
 最終的に判断、決定される一般的な雇用形態であり、
 御指摘の官民癒着の事例として取り上げられます、
 いわゆる天下りのようなものとは全く性格を異にするものと考えるところでございます。