予特・60億円超の医療扶助費。


上野伸五
 医療扶助費についてお伺いをいたします。
 医療扶助費は60億円を超えて扶助費全体の6割弱と高額ですが、
 適正執行に向けて審査など、どのようにやられているか、お聞かせください。


保護第1課長
 大変な金額でございます。
 この医療費の請求に関しましては
 医療機関から送付されますレセプトを現在業者に委託いたしまして、
 適正な医療、調剤の請求がなされているかをチェックしております。
 また点検時に頻回受診、重複受診が見受けられた場合は
 病状を調査いたしまして、
 被保護者にケースワーカーを通して指導を行っているところでございます。


 また医療費が重なるということで抑制策と言いますか、
 現在、医療扶助費の抑制の一環といたしまして、
 厚生労働省のほうが24年度より受給者に対して、
 安価な後発医薬品ジェネリックの使用を促す医療扶助制度の指導員を
 福祉事務所に配置いたしまして、
 ジェネリックに関して説明をし理解を求める
 新規の事業を創設する予定となっております。


 当福祉事務所におきましても医療費抑制に向け、
 この相談指導員の確保の検討を図り、
 医療費の抑制に努めてまいりたいと考えているところでございます。


上野伸五
 受診できる医療機関の指定などはできるんでしょうか。


保護第1課長
 福祉事務所のほうから保護者に対して
 ここの病院に行ってくださいという強制はできません。


上野伸五
 生活保護費を食い物にしているような医者がいるとすれば言語道断です。
 各医療機関の1回当たりの医療費の比較であるとか、
 保護世帯と非保護世帯の医療費の比較なんかもやっていただいて、
 今後とも適正執行に努めていただきますようにお願いをして質問を終わります。