代表質問・子どもマナビ塾の展望


 経済情勢の低迷に起因する家庭経済力の低下から、
 共働きの家庭が増加傾向にございます。
 子どもを持つ家庭にとって、
 子ども達に対して学校の放課後に
 安心・安全な居場所と学びの機会が確保されることは、
 今後ますます重要になってくると思います。


 また、仕事と子育てを両立することへの不安から
 2009年の内閣府の調査では、
 結婚しても子どもを持つ必要がないという答えが43%、
 20代の女性では
 子どもを持つ必要がないと答えている割合が7割と最も高く
 少子化を食い止められない現状も問題です。


 施政方針では、放課後子ども教室は
 学社連携のもと安心・安全な居場所づくりに取り組んでいくとありますが、
 このような課題に対して
 どのような展開をしてまいられるのか、教えてください。


生涯学習部長
 放課後子ども教室、いわゆる子どもマナビ塾、子塾と呼ばれておりますが、
 学校の放課後や週末等に
 小学校の余裕教室や公民館を利用いたしまして、
 各学校、地域との連携を深めながら積極的な学習意欲を支援する一方、
 高齢者などの異なる年齢層の方との交流を持つことによりまして、
 優しさや積極性協調性などを身につけ、
 社会生活の中で必要とされる生きる力、
 豊かな成長を支援するために実施しておるところでございます。


 各小学校単位で地域内の指導者や学校関係者などで
 運営委員会を設置いたしまして、
 地区公民館が事務局となって事業の企画運営を行っております。
 これまで地域の人材を活用いたしました多様なメニューのもと、
 社会規範の習得など
 学習機会の提供や地域の子どもは地域が担う、
 地域教育力の向上を図りながら実施しておるところでございます。
 

 今後もご指摘の課題も十分踏まえまして、
 子どもの安全・安心な活動拠点となり健全育成を図るとともに、
 学習に対する意欲の向上や基本的な生活習慣などを含めた
 総合的学習の場となることを目指しまして
 本市の子育て環境が整う一助となりますような
 展開をしてまいりたいと考えているところでございます。