市政報告・9月一般質問要約。


小中学校の各学級へのエアコン設置について。
 昨今の大きな気候変化は、
 世界各地で大雨や大干ばつ、
 大飢饉、大寒波、を引き起こし、多くの犠牲者がでるなど、


もはや、想定外という言葉では、
 到底おさまり切れないほどの
 猛威をふるっておることは、皆さまご承知の通りです。
昨日(平成23年9月15日)も、
 多くの子ども達が熱中症で病院に運ばれたと、報道されておりました。


自然の前では、人はある意味、無力に近い、
 けれども、備えることができる部分には
 キチンと手を差し伸べていただきたい。
そのような思いで質疑に入らせていただきます。


・小中学校の各学級に、エアコンを完備すると費用はどの程度かかるのか。
 「34校・404クラスすべてに設置すると試算して約15億円、


 仮に6ヶ月間使用したとすると電気代が約1億円です」


合併特例債を活用すると、設置費用の実質負担はどのくらいか。


 「約5億5千万円です」


・現在ほとんどの教室に扇風機が設置されているが、その経緯は。


「学校配当予算やPTA寄贈などで、昨年までに34校中23校に設置。
 昨年夏の猛暑を受け未設置の学校から要望があり予算化し、
 各学級に2台の壁掛け扇風機を設置。
なお、頴田小学校については、
 風通しが良いことや
 平成24年度完成の新校舎へ設置してほしいと
 学校より希望があり設置しておりません」


・つまり、同じ飯塚市立でありながら設置費用は負担者が違っており、
 設置の時期もマチマチだったという事だが、
 具体的に、どのような状況になればエアコンが設置されるのか。


「35度以上の猛暑日が続き、
 教室の温度が体温に近くなる場合は、設置を考える必要があろうかと考えています」


・学校教室内では体温に近い温度、
 つまり36度くらいの日が続けば、
 エアコンの設置を考える必要がでてくる。という事は、
 36度未満であれば、
 たとえ何日続いたとしても問題はないだろう、と考えてらっしゃる。
 その根拠は。


「教室内にいても熱中症が想定されるからです」