一般質問・学校現場の意見尊重を。


上野伸五
 おっしゃるとおりだと思います。慎重に検討しなければいけないと思います。
 では、とりあえず学校側が保護者と教職員用だけに
 自販機を設置したいという申し出があれば、これは問題ありませんよね。


教育部長
 使用者を限定するということで、
 どのような設置方法をとるのかということが1つ、
 また、あくまでもこれは営業であろうかと思います。
 そういうことでの収益性の問題等もあろうかと思いますが、
 この問題も含めまして、やはり学校現場との協議が必要になってくると考えます。


上野伸五
 もちろん、協議が必要なんですけども、
 もっと現場の教職員さんの指導力を信用してもらいたいと思うんですね。
 私は、教育委員会が旗を振って、
 すべての中学校、小学校に自販機をつけるように
 言ってくれと言っているわけじゃないんですよ。
 各学校ごと、地域ごとの状況があるわけです。
 いろんな家庭状況もございます。


 その状況を把握しているのが、
 やっぱりそこそこの学校の教職員、現場の方々なんですよ。
 現場の方々から、「よし、ぜひうちは自販機を設置してみよう」と
 申し出があった場合に門前払いするんではなくて、
 「よし、がんばれよ」と背中を押してあげる
 委員会であって欲しいと思うんですが、教育長の考えをお伺いします。


教育長
 先ほどのご指摘のありました、自販機の設置につきましては、
 質問者も自らご意見を述べられていましたとおり、
 子どもたちにとって、そして教育的に乗り越えていったり、
 調整すべき課題も多々ありますので、
 自販機を設置するかどうかという具体的なことは別にして、
 それぞれの学校もそれぞれの校区の企業や
 それから志のある方々と結びつきながら、
 何らかの形でひと・もの・こと、
 それぞれにおいても協力を得ながら学校運営が行われていく。
 新しい時代の教育は、チーム学校と言われていますが、
 いまご指摘のようなことも含めながら
 進んでいく時代に差しかかっているのではないかと私も思っています。