一般質問・備品の充実は行政の責任で。
上野伸五
それでは次年度の各学校の部活動に対しては、
十分な予算措置が確保できるというようなご答弁と受け取っていいですか。
教育部長
十分といえるかどうか、
それはそれぞれの置かれた状況もあるかと思いますが、
私どもとしてはできるだけ、
そのように配慮をしていきたいということでございますので、
ご理解をよろしくお願いいたします。
上野伸五
本来であれば、部活動にするための備品は、
行政が用意しなければならないものです。
しかし現状は、
PTAや各家庭の負担に大きく頼ってらっしゃるんですよ。
PTA会費も各部活動への支出金額が大きく異なることになれば、
その平等性を担保することができなくなるんじゃないかと危惧しておるんですが、
ご見解をお伺いいたします。
教育部長
いわゆる保護者負担の問題で負担できる人、
できない人ということで差があるので、
それの公平性をどういうふうに担保するかと
いうようなご質問かと思っておりますが、
そういうことでよろしいでしょうか。(発言する者あり)
教育長
部活動の支援につきましては、
現在教育委員会のほうでは部活動支援費と
いうような費目で支出をしているところです。
部活動の活動全般について、
教育委員会が、それを保証するという形はとっておりません。
いまご指摘のとおりPTA会費の中で、その予算の中で部活動を、
それも支援費として
学校のほうで予算化してくださっている中学校も何校かあります。
しかしながら、部活動によって、おっしゃっているとおり、
その支出額が備品購入費の金額の違いからなんですが、
大きく異なっているので、等しく徴収され、
しかも部活動に入っていない子どもからも徴収され、
ある部活動には多くいき、
ある活動には比較すると少ないというような不平等差が
PTAのほうから声が上がっているということも認識しておりますが、
現在のところ部活動支援をするという立場にとどまっておる状況ですので、
ご理解いただきたいと思います。
上野伸五
財源には限りがあるので、
何もかも全部というわけにはいかないと思いますが、
3月議会でも言わせてもらいましたけども、
貧困家庭の子どもたちが部活動に加入できない。備品が買えないから。
そのような状況は、即刻解消すべきではないか、
また今答弁がございましたけども、
PTA会費の平等な使い方、負担のあり方から見ても、
これは予算措置を早急にしなければならないのではないかと思いますが、
いまのところ芳しくないようです。
さて、そのような予算の現状の中、
部活動や備品の購入に必要な費用を
各学校やPTAで少しでも捻出する努力をしようという
考えが出てくることは至極当然だと私は思っているんです。
このことは、また後ほど触れさせてもらいますね。